こんにちは、なっぱです。
「綺麗な星を見たい」というのはろくに星が見えない東京に住む人たちの潜在意識にある願望ですよね。
そんな願望を刺激するかのように突如としてここ数年人気が出てきたのが天空の楽園ことスタービレッジ阿智のヘブンスそのはらで開催されている星空ナイトツアーです。
今や「阿智村に星空見に行こっか」と女子を誘うのは、「美味しいタピオカ飲みに行こっか」、と並ぶくらいに女子ウケする誘い文句かもしれません。
僕に至ってはむしろ、タピオカを飲みながら綺麗な星空を見たいくらいです。
そんなわけで見に行ってくることにしました。
この記事では星空ナイトツアーの感想や注意点など書き綴りたいと思います。
Contents
阿智村のスタービレッジ阿智がそもそもどうして日本一の星空なのか?その経緯
日本一の星空ナイトツアーは長野県阿智村にあるスタービレッジ阿智という場所で開催されています。
この場所は2006年に環境省によって「日本一星空観測に適した場所」と認定されたことによっていつの間にか星空観光の聖地になっていました。
宿泊した旅館のおばちゃんが言うには「最近急に星空見に来る若い人が増えた」とのこと。
それ以前は、むしろマイナーな温泉地の昼神温泉として中高年の人が中心で有名どころだと落合監督がお忍びで来てたそうなんです。
それなのに阿智村が星空の聖地になったものだから客層がガラリと変わったそうです。
もちろん、旅館的には星空チケットセットのプランという作戦が取れるわけなので、ありがたい話だそうで、僕もその作戦に見事にひっかかりました。
スタービレッジ阿智ヘブンスそのはらへのアクセスや時間帯・チケット予約など
スタービレッジ阿智の星空ナイトツアーはヘブンスそのはらというスキー場で開催されています。
アクセスは以下の通り。
僕が行ったのは夏ですが、冬場もツアーをしています。
ツアーの詳細は公式サイトを必ず確認してください。
夏場に行った時は1部と2部の2部制になっていてそれぞれスタート時間とエンド時間が決まっていました。
ですので、チケットを取ったらその時間に足を運ぶ形になります。
阿智村は意外と名古屋からは近いですが東京からは中央道で諏訪湖あたりまで行ってそこから名古屋方向に下っていくのでかなり遠いです。
車がない場合はアクセスがとても悪いので電車からバスの乗り継ぎなどでさらに時間がかかります。
よって、日帰りは厳しいですね。
なので、阿智村の昼神温泉あたりに宿を取っていくのがおすすめ。
昼神温泉の宿によってはチケット付きプランもあるので活用するのもアリですね。
僕は吉弥という宿でチケット付きプランにて泊まりました。(そのうち記事にします)
最近は星空ナイトツアーのチケットはかなり激戦区なので当日取るのはほぼ無理だと思います。事前に取っておきましょう。
また、1部と2部どっちが星が見えるのかは天気の運になるので、運任せで取るのが良いですね。
スタービレッジ阿智星空ナイトツアーの体験談と感想
ということでスタービレッジ阿智の星空ナイトツアーに参加してきました。
僕が行ったのは2部ですが、めっちゃ人が多かったです。
車もしくは旅館が手配するバスなどでヘブンスそのはらまで行ってロープウェーで星空ナイトツアーの会場まで移動します。
夜で暗かったのもあって写メはほぼありませんが、ロープウェーに乗るにも大行列でした。
30分くらい並んでようやくロープウェーに乗り込みます。
明らかにカップル客を意識しているのか、行きのロープウェーは1台のロープウェーで同じグループの客しか乗せないようです。
だから爆込みなのですが、実際よくよく考えるとその行きのロープウェーでおそらくキスや●●などしているカップルも大量発生するのは間違いありません。
そういう場所なのですから。
だから、この同一グループ1ロープウェーはたとえ行列ができようとマーケティング的には正しいのです。
一方で帰りはみんなとっとと帰りたいのでロープウェーにギュウギュウに人を乗せるスタイルになっていました。
実際、帰りはみんな星空見て満足な上に行きのロープウェーでさんざん待たされているのでまるで「ハウス」と言われた犬のようにロープウェーに暗闇の中ダッシュしていく人が目立っていました。
そんなお客の心理をよく分かっておられるロープウェーの乗せ方だなと。
行きにしろ帰りにしろ星空を見に行くお客が何を望んでいるのかをよく分かっているのが印象的でしたね。
てなわけで上に上がると暗闇なので全く何も見えず写真は当然ありません。
で、ここで問題が。
あれ、全然星見えへんやん。
そう、この阿智村という地域は南アルプスにあるわけで山々が雲をひっかけてしまうわけです。
となると天候は完全に運しだいであり、雲がとにかく多い多い。
全く星空が見える気配がないのでほとんどの客が「星空見えへんやん」とぶつぶつ愚痴っているのが飛び交っています。
実際、旅館での「楽しい晩酌の時間を削って星空を見に行く」のに星が東京以下しか見えないとなるとみんながっかりするのは間違いありません。
これがスピリチュアルでいう邪気なわけですが、そんな邪気をたっぷり浴びつつツアーがはじまるまでに場所取りをすることに。
この時にふと気付いたことが。
僕たちは薄っぺらいシート1枚しか持っていかなかったのですが、意外と他の客は分厚くてごついシートを持ってきてるんです。
そう、山のごつごつしたところにシートを敷いて星空を見る可能性もあるので、薄いシートだとややきついんですね。
なので、厚手のシートは必須です。
そして、シートに横になると夏場でもかなり寒い。
よって厚手の服装も必須です。
このように、かなりちゃんとリサーチをしないと失敗してしまうのが阿智村の星空ナイトツアーなのです。
そんなわけで、星が見えない、背中が痛い、寒い、周囲の人はみんな邪気を飛ばしている、という四重苦の中で星空ナイトツアーがスタートしました。
星空について解説してくれるおばさまはこの天気に慣れているのか、「晴れているとしたらここの場所にアンタレスがあります」などとレーザー光を使いながら解説してくれます。
しかし、肝心のアンタレスは見えません。
アンタレスを隠しているのが雲なのか邪気なのかもはや分からないくらい見えません。
だから、みんながっかりしていたのですが、そんな時に神風が吹き始めました。
なんと、空の雲がすべて流れていき、そこから美しい星々が出てきたんです。
そして、アンタレスがひょいと出てきて「呼んだ?」て感じで見てくるじゃありませんか。
この瞬間場内の邪気がなくなりみんな光に包まれたのは言うまでもありません。
「めっちゃ綺麗」
ダークサイドに落ちかけていたアナキンスカイウォーカーもアンタレス見てたらダースベイダーにならなかったのになぁなんて思いつつ、星空ナイトツアーは終わりました。
終わりよければすべて良しということで、僕たちは「ハウス」と言われた犬のようにロープウェーにダッシュしていったのでした。
スタービレッジ阿智星空ナイトツアーの注意点やまとめ
てなわけで、注意点をまとめておくと
- 服装は厚着が大事
- シートも厚手が大事
- 事前予約が必須
- 日帰りは厳しい
- 事前予約が必須
- 行きのロープウェーと帰りのロープウェーのギャップも見どころ
ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。
PS
ここで星空を見るのは人がとにかく多いので人が少ない方が良い場合は東京近辺だと伊豆半島の弓ヶ浜など人が少ないビーチなどで星空を見るのがおすすめ。
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